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伝統工芸についてTraditional crafts

伝統と技のかたちCraftsmanship

  • 越前漆器とは

    越前漆器は、福井県鯖江市を中心とした、約1500年以上続く漆器の産地で生まれた伝統工芸品です。職人たちは木地づくりから塗りまで、分業制でそれぞれの工程を専門的に担当し、細部にまでこだわった精密なものづくりを行ってきました。

  • 松屋漆器店の歩み

    その越前漆器の地で、松屋漆器店は明治38年に創業しました。創業後は、重箱や折敷、器など、地域の祝いの席や日常の食卓で使われる漆器を中心に手がけ、家庭の暮らしを彩ってきました。時代とともに、伝統技術を守りながらも現代の生活に合わせた製品づくりに挑戦。木材や塗装の新しい技法を取り入れた器や道具を企画・製造し、使いやすさと美しさを兼ね備えた製品を生み出してきました。

  • 越前漆器の職人が作る、現代の器

    越前漆器の伝統技法を応用し、2002年に誕生したのが「白木塗(しらきぬり)」です。タモ材やウォールナットなど、漆器にはあまり用いない木材を使い、マットで透明なウレタン塗装で仕上げています。素材の美しさを最大限に引き出し、和洋折衷のナチュラルな風合いが現代の暮らしに寄り添う器です。

  • 美しさは細部に宿る

    トレーの四隅に見られる「クサビ」は、釘を使わずにパーツ同士を固く結びつける「補強」の役割と、デザイン上のアクセントという二つの役割を兼ねています。また、重箱には「組子(くみこ)」と呼ばれる、強度と美しさを兼ね備えた伝統的な組み方が用いられています。細部にまで丁寧な手仕事を重ねることで、安心して長く使える強さと、使うたびに感じる上質な美しさを実現しています。

  • 多くの場面で選ばれる
    「白木塗」シリーズ

    白木塗シリーズは、日常の食卓はもちろん、特別な日やおもてなしの席でも活躍します。シンプルで上品な佇まいは料理や空間を自然に引き立て、どんな食器とも違和感なく調和します。また、女性に人気のスープ専門カフェや、丁寧な暮らしを描いた映画作品などでも使用され、雑誌などのメディアにも多数掲載されています。

    もしかすると、みなさまも日常の中でふと目にしたり、手に取ったことがあるかもしれません。

木の器の豆知識
Trivia about wooden tableware

漆器の仕上がりは「木地」で決まる?
漆器といえば、多くの方が艶やかな「塗り」の美しさを想像するかもしれません。ですが、「塗りの出来は、木地で決まる」と言われるほど、土台となる木地(きじ)の精度が命となります。一つの製品を多くの専門家が分業で支える「ものづくりの町・鯖江」ならではの、見えない部分にこそ宿る誇りが、私たちの品質を支えています。
昔は一家に何十人分?「八重碗」の話
今でこそ器は個人でも楽しむものですが、昔はそうではありませんでした。かつて私たちが作っていた「八重碗(やえわん)」という漆器があります。これは大小のお椀が美しく重なる機能的な器で、昔は冠婚葬祭のたびに、一家で十人分、二十人分と揃えるのが当たり前でした。道具は暮らしと共に姿を変え、現代ではそういった文化も消えつつあります。ですが、道具に込められた精神は、昔と変わらず現代の私たちの器づくりにも、確かに受け継がれているのです。
木目の「柾目(まさめ)」を知っていますか?
白木塗の主役は、なんといっても木目。その美しさを最大限に引き出すために、私たちは木目がまっすぐに揃った「柾目(まさめ)」と呼ばれる部分を厳選して使用しています。厳しい寒さの中でゆっくりと育った木は、年輪が細かく詰まり、より繊細で美しい表情を見せます。一本一本の木を見極め、素材選びから丁寧に向き合うこと。それが、白木塗の器の美しさを支えるこだわりです。