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九 州 ・ 沖 縄 地 方
[37]-藍胎漆器(福岡県久留米市)
 明和年間、久留米藩の抱塗師によって始められた堅地漆器を一八八五年塗師川崎峰次郎が竹カゴに応用し、優雅な茶道具を完成、「久留米籠地塗」として世に出したのが起こりである。編んだ竹カゴに十数回漆で塗り固め、更に木炭、鹿角粉*で研磨、堅牢優雅な味わいがある。
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[38]-宮崎漆器(宮崎県宮崎市)
 琉球漆器の技術者に指導されたため椎錦*の手法が用いられ異国的な風情がかもし出されている。
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[39]-日田漆器(大分県日田市)
 日田は林業の町で杉、欅、桧の産地である。林業加工にあわせて漆器産業導入の構想が練られ、これが実現したのが明治三十九年のことである。
 漆塗は輪島塗、蒔絵には加賀蒔絵の影響が強い。
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[40]-琉球漆器(沖縄県那覇市)
 慶長年間に始まり、その技法は支那とよく似ている。その後比嘉来昌が椎錦*を創始今日に至る。漆に多量の顔料を混入堅練りして餅状にし文様を切り抜き、貼りつけるという独特の作り方であり、特に朱塗の色が冴えている。
九州・四国地方


iocn明和
1764年〜1772年。江戸時代。

iocn鹿角粉(しかつのこ)
鹿の角を蒸し焼きにし、砕いて粉末にしたもの。呂色仕上げのときの摺漆を磨き落としていくのに使われる。

iocn慶長
1596年〜1615年。江戸時代。

iocn椎錦(ついきん)
琉球漆器独特の技法。黒目漆に黄。緑、赤などの顔料を混合し、やや軟体状のだんごにして丸めたものを金槌で打ち、その後適当の厚さに圧延したところを文様に切りとり、それを漆器の表面に漆で接着して文様をあらわす技法である。

参考:全国主要塗物産地/日本漆工協会編より
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