| [29]-京都器(京都府) |
| 平安遷都以来、室町、桃山の各時代御料の漆器が作られ、日本漆器の中心地として栄え豪華な蒔絵や漆芸作品も多数作られた。徳川時代に光悦、光琳などの名工が輩出、伝統的な趣味豊かで風雅なものが多い。 |
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| [30]-紀州塗(和歌山県海南市) |
一説によると根来寺が秀吉によって焼き払われたとき逃げてきた僧侶達によって始められてのが起原だといわれている。 紀州桧を木地とし、曲物、板物*、挽物*など多種多様な漆器を産する。低廉な日用品が主であるため、大量生産を可能にするため案出された方法が現在も海南漆器の特色の一つとなっているが、根来塗、変り塗、沈金*、消蒔絵を施す本格的漆器も盛んである。 |
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| [31]-奈良漆器(奈良県奈良市) |
| げに大和の国に生ふ桧、桜もて素地を作り深吉野の漆をかきて塗りたる器なれば床しく殊にその意匠は神代より奈良朝藤原時代の美術の粋を参考応用せしもの故めでたく懐古の好資料として尊重せられ御家庭の装飾に亦は記念品として好適品なり。 |
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板物 重箱や文庫などのように板状とした木取材を組み合わせて作る木地。
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挽物 木取材からロクロ挽きによって器形を作り出すもののこと。木材の木取り方法に竪木取り(たてきどり)と横木取りの二種類がある。
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沈金 漆塗面をノミで彫ってそこに金箔や金銀粉色粉などを入れ装飾したもの。加飾の技法のひとつ。
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