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漆の樹より採取された樹液のことを原料生漆(きうるし)と言います。漆は主に日本、中国、ベトナム、台湾などの国で採れますが、日本で使われている漆の90%以上は中国からの輸入に頼っているのが現状です。 昔は日本にも漆を採取する漆掻きの職人さんがいました。我が産地である越前にある河和田にも多くの漆掻き職人がいたそうです。
採取方法は、日本、中国、ベトナムなどそれぞれ違いますが、年ごとに樹に傷を少しずつ付けて樹液(生漆)を採るのが日本式です。ちょうど上の漆の木の画像のように傷を付けます。この作業は六月中旬から十一月中旬の間行われ、採取の時期によって漆の品質が異なるそうです。
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原料生漆が精製加工されて、(3)生漆、(4)透漆、(5)黒漆の大きく3つに分類されます。
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まず、ゴミなどの不純物が混入した原料生漆をろ過した漆を精製生漆と言います。さらに徐々に水分を除き、乾燥度、肉持ち、光沢、透明度など塗料としての目的に応じた精製加工がなされます。また、この精製加工をナヤシ、クロメ作業と言います。 生漆は摺漆用、下地用に使われます。
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塵をろ過して除去したものを精製透漆と言います。主に研磨用、上塗立用、中塗用に使われます。
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ナヤシ、クロメ作業の中で鉄粉を混入させると酸化作用で漆が黒色に変化します。この漆を精製黒漆と言います。主に研磨用、上塗立用、中塗用、箔押用に使われます。
黒色以外の色の漆は、朱や緑などそれぞれの色の顔料を入れることによって作られます。
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