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qa_icon漆器の汁椀はよく見かけるのですが、飯椀はあまりないのはなぜですか?<【B015】

    A:需要の関係だと思います。江戸時代ごろまでは、間違って落とすと割れてしまう陶器や磁器の食器は貴重品で一般庶民は塗り物を使っていました。しかし産業が発展するにつれて、漆器と違って磁器製品の大量生産の方法が確立され量 産効果が出て廉価になりました。また、漆器は現在もほとんど手作りのため、大量生産も出来ず廉価なものが出来ないことも理由の一つでしょう。



qa_icon貝が入っていてきらきら光っているものも漆器になるのでしょうか?【B016】




qa_icon木製のお椀は細菌等が染み込みやすいように感じますが、その点については、どう克服していますか?【B017】

    A:本来は遠い昔白木の器で食していたが、すぐ汚れてしまうので先人達が漆を塗ることをおぼえたとも言われています。漆を塗ると食物の汁などが染み込まず、清潔で長持ちできることを自然におぼえていったものと思われます。それが時代と共に発展し現在の漆器になったと思われます。

    従ってきちんと塗が施してあるならば大丈夫だと思います。欠けたり剥げたりしているものは、細菌等が染み込んだり繁殖したりする可能性がありますので使用を避けるか、お買い求めになったお店などに修理を依頼することをおすすめします。



qa_icon漆器は一つ仕上げるのにどれくらいの日数がかかるのですか?【B018】

    A:木製漆塗の漆器の場合でお話しします。次のように大きく4つの工程に分けることができます。「木地工程」・「下地工程」・「上塗工程」・「加飾工程」です。通常はそれぞれの工程に急いでも約1ヶ月かかります。そのため全工程で大体3から4ヶ月はかかりますが、一般的に時間をかけた方が品物としては丈夫に仕上ります。また、商品の仕上げ方によっても大きく変わってきます。



qa_icon漆器の漆は通常何回ぬりこむのですか。乾燥はどのような方法ですか。【B019】

    A:漆器にも用途によって色々種類があります。使うときに水を使用するかどうか、などというように食器と装飾品よっても違ってきます。通常、下地工程で素地の補修などの細かい塗りは別にして、2回から3回下地を付けます。下地が済むと中塗りが1回から2回それに上塗りとなります。上塗り工程を除き、塗り工程の後には必ず研ぎの工程が入ります。

    乾燥は普通下地の場合は自然乾燥です。中塗り・上塗りはむろ(乾燥用の閉め切った棚みたいなの)にいれ乾燥させます。これはゴミが付かないようにとか、湿度を一定に保つとかの理由によります。

    普通、乾かすといいますと、太陽などの熱に当てたり、風に当てたりしますが、漆は空気中の湿度で乾きます。湿度調整は、簡単に布を湿らせて、むろの中に吊ったり、除加湿器など使用します。

    漆は、天候(温度や湿度の関係)や塗る場所、また面白いことに漆そのものも種類や採れる場所によっても乾きが変ってきます。色々な条件が微妙に作用して乾く条件が左右されます。それを上手に調整するのも、いわゆる職人さんの腕の見せ所です。



qa_icon金属のものには漆は塗れるのだろうか?【B020】

    A:漆は最高の塗料で、化学塗料はすべて、漆を目指していると言われています。化学塗料が発達する前には、錆止めとして鎧や鉄砲などに塗られました。明治時代の軍艦や大砲にも錆止めとして利用されました。

    塗る方法はほとんど焼き付けされました。現在でも、鉄製の仏具などに塗られています。



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